ベビーサインという言葉を聞いた事がありますか?
ベビーサインとは?
ベビーサインとは、まだうまく話せない赤ちゃんと簡単な手話やジェスチャーを使って「お話し」する育児法です。
ベビーサインはアメリカで始まり、2000年以降は日本のパパやママにも広がってきました。
手でコミュニケーションが取れるのは何故?
発達途中の赤ちゃんは、まだ声を出してお話する事が出来ません。
「うー」「あー」などの喃語は出せても、きちんとお話するためには言葉をたくさん覚えて理解すること、口や舌などの筋肉が発達することが必要です。
ハンドリガードがみられるようになる頃には、手を自分で動かしてみたり、口に入れてみたりしながら自由に動かせる事を学習します。
赤ちゃんであっても、手を動かしたり指を動かしたりする動作は可能なのです。
だからこそ、手を使って赤ちゃんとコミュニケーションをとるベビーサインが活躍するのです。
ベビーサインのはじめ時はいつ?
ベビーサイン協会では6カ月~1歳半をベビーサインを教え始める適齢時期として推奨しています。
はじめる時期としては、赤ちゃんによって個人差はあるものの、お座りが出来て人の真似をしたり、指さしが始まったりする頃から教えられます。
ハイハイ時期よりは、歩き始めてから覚えはじめた方がベビーサインを早く覚えられるようです。
こんな事に気を付けよう
ベビーサインで赤ちゃんの気持ちのすべてが分かる訳ではありません。
覚えさせる事に必死になってしまうと、ママもつい恐い顔になりがち。
赤ちゃんがリラックスしてサインを覚えられるように、気を付けて欲しいことをご紹介します。
ママのイライラが減る?!覚えると便利なベビーサイン
おっぱい、ミルク
片手をグーパーして、握ったり開いたりを繰り返します。
授乳のたびに行うことで赤ちゃんが見る機会も多く、早く覚えます。
飲む
片手で、コップを飲むような動作をします。
おっぱいやミルク以外で、喉が乾いた事を知らせてくれるようになります。
抱っこ
両手を前に突き出します。
無意識にやっている子供も多いですよね。
ねんね
両手を合わせて、片方の頬に当てます。
ベビーサインとは知らずに使っているママも多いのではないでしょうか?
このサインを覚えると、赤ちゃんが眠い時に知らせてくれるので、寝ぐずりが減ってママの負担も減ります。
ありがとう
口元から片手を前に出して、投げキッスをするような動作をします。
赤ちゃんが投げキッスをしてくれたら、とても可愛いですよね。
大切なのは気持ちを分かろうとすること
ベビーサインは、DVDなどで独学する事もできますし、全国のベビーサイン教室で習得する事も出来ます。
ベビーサイン教室を受講したママさん達からは「子供の気持ちが分かった」「泣いていた理由が分かった」「ママのことをよく見てくれるようになった」など、プラスのコメントが寄せられています。
ママが育児でストレスを感じてしまう大きな理由の一つが、赤ちゃんが泣いたり不機嫌になったりする理由が分からないことです。
喋れない赤ちゃんは泣いたり、ぐずったりして表現するしか出来ず、あれこれ試しても全部ダメ、泣き止まない!と、ママもイライラしてきてしまいます。
ベビーサインで赤ちゃんの思いがママに伝わったら、ママも嬉しいですし、イライラも減りますよね。
赤ちゃんと遊びながらベビーサインを教えていくと、お互いに楽しくサインを覚えられますよ。