多くのママが、旦那さんと「子供は〇人欲しいね」なんて会話をした事があると思います。
家族計画のために避妊せず夫婦生活を営んでいても、いつまで待っても一向に子供を授からない時、「もしかして不妊かも・・・」と思った事はありませんか?
私もそう思って、産婦人科に通った時期がありました。
どんな基準で不妊と判断されるの?
多くの夫婦は、結婚から約半年で7割程度、約1年で9割程度の人が妊娠すると言われています。
妊娠を希望して夫婦生活を行っても1年以上妊娠しない場合、不妊と判断されます。
不妊は病気ではないため原因の特定が難しく、一般的には妊娠に至る過程に何らかの障害がある事を想定して検査が行われます。
年齢を重ねると卵子の数が減る?
卵子は出生時には約200万個ありますが、年齢を重ねると減少していき、生殖年齢になると20から30万個にまで減少してしまいます。
その後も1日につき約30から40個が減り、1ヵ月で約1000個が減る計算になります。
この計算をしていくと、自分の年齢では大体どのくらいの卵子が残っているのかを大まかに算出する事が出来ます。
卵子も年を取る
男性は、精子のもとになる細胞を増やす事ができるため、いくつになっても精子を作り出す事が出来ます。
これに比べて女性の卵子の年齢は自分の年齢と同じで、数が増える事はありません。
卵子の素となる原子卵胞はが年を重ねると、排卵があっても卵子が機能しなくなってきます。
染色体異常をもつ卵子も増加して、受精卵になっても育たない、着床しない、流産になってしまうなど、出産まで到達する事が少なくなります。
染色体の異常により、上記のような障害が起こり「不妊」となるのです。
卵子の染色体異常は年齢とは無関係ですが、染色体異常をもった卵子は年齢を重ねるほど増えていく傾向にあります。
人間の妊娠確率は低い
そもそも人間は、ほかの動物より妊娠しにくいのです。
排卵日を狙って夫婦生活を行っても、妊娠確率はそれほど高くはありません。
ただ、体質的な妊娠しやすさ、妊娠しやすさはあるようなので一概には言えません。
不妊の原因
不妊の原因を特定する事は難しいですが、夫婦生活を営む回数自体が少ない事が指摘されています。
婦人科に不妊相談に行くと、基礎体温の表と共に夫婦生活の記録も判断材料となります。
頻度が少ないと、妊娠する可能性も低くなってしまいます。
そのほか女性側の要因としては、卵管の詰まりや卵子の異常などが挙げられ、男性側の要因としては、精子の数や運動性などが挙げられます。
夫婦そろって検査を
不妊外来は何となく敷居が高く、子供を授からない事に悩んでいても受診する勇気が出ないという人も大勢います。
子供が出来ないと「孫はまだか」「何で子供を作らないの?」などと言われて、結構傷つきます。
でも、悩んでいるのは案外あなただけではないかもしれません。
我が家も長男出産後、二人目を希望していましたが授からず、気ごころの知れた友人に相談した事がありました。
すると、友人も二人目不妊で悩んだ時期があり、婦人科で検査をしたら卵管が詰まっていたため、詰まりを改善したら妊娠できたと話してくれました。
ほかの友人にも話をしたところ、「実はうちも・・・」という声が意外にも多くあり、試験管での受精を試みてやっと妊娠したという話も教えてくれました。
我が家の場合は、旦那の精子の運動性が低い事が原因だったようですが、医師からタイミング法についてのアドバイスを受けて実践したところ、受診から1ヵ月以内に赤ちゃんを授かりました。
待合室には、夫婦揃って受診にきている人たちが何組もいましたし、こんなにすぐに解決できるなら、もっと早く二人で受診すれば良かったと思いました。
1人で悩まないで
1人目の子供は出来たのに2人目は不妊という話もよく聞きますし、子供が欲しくてもなかなか授からないという話もよく聞きます。
高額な不妊治療を止めた途端に妊娠したという話もありますので、何が幸いするか分かりません。
自分1人で抱え込まず、旦那さんと悩みを共有してよく話し合ってみて下さい。
不妊だと思っていたら、夫婦生活のタイミングがずれていただけだった、なんて事もあります。
夫婦生活は1人では出来ないので、旦那さんと支え合って解決の糸口を探してみて下さいね。