ママが赤ちゃんのお世話をしていると、親や祖父母、義理の家族たちが何かと口を出してくる・・・何てことはありませんか?
子育てにつまづいてばかり、上手に出来ないと感じているママ、心配はいりませんよ。
ちょっと偉そうに口出ししてくる人たちも、はじめはみんな初心者だったのですから。
実際の子育て経験を通して、赤ちゃんと一緒に成長していけば良いのです。
赤ちゃんが泣くと責められる
ギャン泣き期間・・・魔の3週目
生後3週間は、魔の3週目と言われるほどのギャン泣き期間です。
赤ちゃんは、何故か3の倍数の週数、月齢の時に泣き続けたり、ぐずったりするようです。
泣いたら抱っこで寝かせて、家事をはじめるとまた泣いての繰り返し。
産後1ケ月経たず心身が不安定になっているところに、周囲からの理解ない言葉。
悔しい思いをしているママもいるのではないでしょうか?
母乳?ミルク?揺れる心
母乳育児が推進されている中、母乳で悩むママは多いのでは?
苦労が絶えない寝かしつけ
昼間も夜も、抱っこしてユラユラ。。。「やっと寝た!」と思って下ろすと、目がパチリ。
ママの笑顔も、この時ばかりは効果がありません。
抱っこを求める盛大な泣き叫びに「背中にスイッチでもついているのか・・・」と思うこと、ありませんか?
「泣かせるな」の風潮に気遣い
子供が激しく泣いていると、近所の人や通行人に何を思われるか分からない・・・
最近の世の中は、子供の泣き声に過敏になっています。
家が密接している土地や、アパート暮らしなど、育児だけでも大変なのに、ご近所トラブルにならないように、とにかく赤ちゃんを泣かせないように・・・そんな気遣いで、ヘトヘトになっていませんか?
無神経な言葉に涙することも
赤ちゃんの成長を毎日楽しみに、辛い体に鞭打って頑張るママへ、心無い言葉が投げかけられる事があります。
「指をくわえてるから、お腹がすいているんだ。母乳はいいから、とにかくミルクを作りなさい」
「あんなに泣くのは、飲み足りていない。飲ませ方が悪い」
「抱っこばかりしていると抱き癖がつく。もっと泣かせておきなさい」
「抱いてやるとこんなに喜ぶ。普段あまり抱っこされていないなんて可哀想」
と、(義理の)親や祖父母や身内たち。
口は出すけど、手は出さない。
だったら言うな~!!と心で叫んで、顔に笑顔の仮面をかぶってやり過ごしましょう。
ある人がAといえば、別の人はBと言い、更に別の人はCと言う事があります。
子育ての先輩である、外野の人たちの言葉も、時には的を得ている事があります。
でも、たいていは「昔の常識」を口にしているだけなのです。
自分の昔の経験を正しいことのように押し通すことで、何らかの形で可愛い孫に関わりたいのです。
その気持ちの中には、表現できない寂しさや認められたい思い、自分に構って欲しいという気持ちがあるのかもしれません。
表現できないもどかしさが、「嫁」や「娘」であるママにぶつけられるのかもしれません。
ですが、それで1番辛い思いをするのは、ママであるあなただという事をまわりは理解していません。
10秒待って
我が子が泣けば、何とかしてあげたいし、何とか笑っていて欲しい。
頑張るママに刺さる無神経な矢は、ママのストレスとなり、ママの気持ちは子供に伝わってしまうので、子供のストレスにも繋がってしまいます。
怒りのピークは6秒程度しか持続しません。
何か言われたら、こっそり深呼吸して、10秒待ってみましょう。
そして、少しだけ心の余裕が出来たら、「この人は寂しいから、こんなことを言ってくるのね」という事を頭のすみっこに入れてあげてください。
今までより少しだけ、口出ししてくる事に対して寛容になれるかもしれません。
その時「だけ」の仮面をかぶって、右から左へ聞き流してみましょう。
みんな違う人間
世の中には、いろいろな人がいます。
そして1人1人がみんな違い、1人1人が尊重される存在です。
金子みすずさんの作品で「私と小鳥と鈴と」という有名な詩があります。
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても
きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と小鳥とそれから私
みんなちがってみんないい。
誰かと自分とで、全く別の意見のぶつかり合いになる事があります。
でも、みんな違う人間で、意見が違うのも当たり前。
自分の意見と、他人の意見、その違いを見つめて、みんな同じではないという事を思い出してみましょう。
他人と自分との違いを認識できれば、人との付き合いが今よりも楽になると思いますよ。
子供に悪口は言わないで
パパやママが子供に悪口ばかり言っていると、子供も誰かの悪口を言うようになります。
子供にTPOなんて概念はありませんから、本人に対して「ママがこんな事を言っていたよ」と言い出す事もあります。
それで肩身の狭い思いをするのは、悪口を言ってしまったママやパパです。
我が家は義父と同居していますが、主人と私とで義父の愚痴を言っていたら子供もしっかり聞いていて、本人に対して「ママがこう言ってた!」なんて言ってしまった事もあります。
愚痴を言いたい心境になった時は、子供がいない場所でご主人や友達などに愚痴を聞いて貰うようにしょう。
口に出せない時には、紙に書くのも良いですし、とにかく声を出したい時にはカラオケに行くのも1つの方法ですね。
最近はキッズルームがあるカラオケ店もありますので、子供と一緒に楽しく歌ってストレス発散をするのもおすすめですよ。
ちょっと難しい場面があったら、「頑張れ!」と自分を応援してあげましょう。
過ぎ去ったあとは、「よくやった!」と自分を褒めてあげましょう。
自分を認めることで、あなたも人に認められるようになります。
子育ては難しく、とても忍耐力が必要です。
子育ては親育てとよく言いますが、忍耐強く頑張ったこと、頑張って乗り越えた壁・・・それらはきっと、これからのあなたの力になっていきますよ。
あなたは1人ではないということを忘れないでください。
一緒に子育てを頑張っていきましょう。