出産する産院を決める時点で、判断材料の1つとなるのが母子同室、母子別室のどちらを選択するかという事です。
産院によってパターンはさまざまです。
母子同室について
母子同室のメリットは?
●たくさん抱っこをして、親子の絆を深められる
●授乳やオムツ交換に慣れる事ができる
退院するとママがお世話をしないといけない事は変わらないので、入院中に慣れておきたいという意見もあります。
退院後に里帰りなどせず、頼れる人がいないママにはおすすめかもしれません。
母子同室のデメリット
●泣いてばかりの赤ちゃんにイライラしてしまう
●自分の時間が持てない
特に大部屋の場合は、赤ちゃんが泣いたりぐずったりすると、同じ部屋の人に気を遣ってしまい疲れてしまう事もあります。
母子別室について
母子別室のメリット
ママの体力、気力の回復ができる
面会者の対応ができる
赤ちゃんのお世話にかかりきりになるのではなく、たまに会えるくらいの方が可愛い!と思える、との意見もありました。
母子別室のデメリット
数時間おきの授乳が負担
母乳の出が良くならない
産院によってもシステムが異なりますが、授乳は数時間おきでそれ以外はミルクという産院もあれば、赤ちゃんが欲しがったら授乳時間以外も呼ばれるという産院もあります。
どちらを選んでも、我が子は我が子
母子同室、母子別室ともにメリット、デメリットがありますが、一番大切なのはママの気持ちが楽になることです。
出産という一大イベントを終えたばかりのママは、身も心もボロボロです。
ママが心穏やかに過ごせる方が、赤ちゃんのためでもあります。
ママの気持ちが大切なのです。
産後に気分が沈む理由
産後はホルモンバランスの乱れから、ママの感情が不安定になりがちです。
ちょっとした事で涙が出たり、妙に気分が落ち込んだりしてしまいます。
特に初産のママは、妊娠から出産まで初めての事ばかりで、分からない事の方が多いです。
赤ちゃんが泣いていると「何で泣いているの?」と考えてしまいますし、抱っこでも、おっぱいでも、ねんねでもない・・・もう限界、と弱音を吐きたくなる事だってあります。
それはプロゲステロンという、母乳を促進するホルモンによる影響ですので、あなただけに起こる特別なものではなく、誰にでも起こるものなのです。
「私ってダメなママ・・・」なんて思う必要はありません。
病院によってもやり方はいろいろ違います。
母子同室、母子別室のあり方も産院によって異なります。
また、赤ちゃんのケアやママのケアのあり方も様々です。
どんな体制なのか聞くのは躊躇われるかもしれませんが、聞かずに心配ばかりしてしまうよりは、しっかり聞いて安心した方が気分が楽です。
我が子と共に1週間くらい過ごす場所なのですから、「こういうやり方なんだ」と分かっていた方が安心ですよね。
問い合わせをして、「不安要素」を「安心材料」に変えましょう。