妊娠も安定してきて、体動を感じ始める頃になると多くのママが赤ちゃんの名前を考えはじめます。
「子供が出来たらこの名前!」と決めている人もいれば、妊娠中に夫婦で話し合って決める人もいますし、生まれた我が子の顔を見て決める人もいます。
名付けのやり方は人それぞれです。
でも昨今、やたらとキラキラネームとかDQNネームとか、かつては存在しなかった言葉たちが飛び交っています。
先輩ママの失敗から学ぶ名付け
親の好きなもの
パパかママが好きな漫画やアニメのキャラクター、好きな歌手の曲名など、子供に自分たちが好きなものの名前をつける人もいます。
もちろん、愛情が溢れていてOKです。
でも、なかには長いカタカナを無理やり漢字に当てはめたような名前があるのも事実です。
勢いで名付けて失敗した・・・なんて経験談もありますので、名前の候補を「ちょっとどうかな?」と感じたら、第3者に相談してみるのも手です。
生まれた赤ちゃんの顔を見て
妊娠したら「この名前をつける!」と決めていたママが、出産して赤ちゃんと対面したら「イメージと違うかも・・・」と感じるのは、よくある話です。
名前の漢字そのものに特定のイメージが定着している場合、イメージと違う印象だと周りも戸惑う事があります。
前々から愛しい我が子の名前を考えてあるのは、素晴らしい事です。
名付けの決定をする前に、生まれた我が子の顔を見てもう一度考えてみてはいかがでしょうか?
3拍子揃った名付けが理想です。
呼びやすい名前
小さい頃は、男の子でも女の子でも「〇〇ちゃん」と呼ばれる事が多いです。
親や親族はもちろん、友人や隣近所、保育園など、様々な場所で幾度となく呼ばれる事になりますので、呼びやすい名前の方が親しみやすいです。
呼びにくい名前だと名前を呼ばれる機会が減って、人との距離が遠くなりがちです。
音の響きや呼びやすさから名前を考えるのもありですね。
書きやすい
名前の漢字は難しすぎないものがおすすめです。
漢字の意味や画数にこだわった時に陥りがちなのが、運勢が良い名前は案外画数の多い難しい漢字である事が多いということ。
画数が多いと、どうしてもごちゃごちゃして見えてしまいますし、子供自身もバランス良く書くのが大変です。
学校で自分の名前の漢字が出てきた時に嬉しくなるような、書きやすい名前がおすすめです。
読みやすい
ここ数年の名付けの傾向として、海外でも通じる名前を考える人が増えました。
とても素敵なことです。
でも、ちょっと読みにくい場合も度々あります。
学校や病院で名前を呼ばれる時に、読み間違われる事が増えてしまったり、名刺を渡してもきちんと読んで貰えなかったりする事があります。
口頭で自分の名前を伝えるのが大変な時もあります。
また、漢字のぶった切りも増えていて、正しい漢字が読めない子供も増えてきています。
可能であれば、当て字ではなく、正しい読み方が出来るように漢字を検討すると良いと思います。
こんな名付けの方法もあります
我が家は旦那と私の意見が合わず、長男、次男とも占い師さんの助言をもとに姓名判断の結果を参考にしながら名前を決めました。
長男は占いの結果、前向きに進んでいけるような名前が良いとアドバイスを受けたので、姓名判断で結果の良かった漢字を使用して、一文字の名前を付けました。
次男は長男とは違う占いの結果でしたが、長男と兄弟と分かるような漢字にしたくて、漢字一文字の名前に絞って検討していました。
男の子は結婚しても苗字が変わらないので、姓名判断の結果を参考にするのも悪くないと思います。
息子たちの名付けに後悔はしていませんが、一文字の漢字の特性上、名前を音読みされるか訓読みされるかは相手によりますので、読み間違いは多いかもしれません。
名前は一生のもの
愛しい我が子のために、張り切って名前を考える人は多いことでしょう。
親の気持ちや願いがたくさん詰まった名前は、子供への素敵なプレゼントだと思います。
でも、名付ける前に少しだけ考えてみて欲しいのは、自分たちが名付けた名前を一生背負って子供は生きていきます。
もし、自分が呼ぶのも恥ずかしいような名前だとしたら、子供にとっては名前が苦しいものになってしまいますし、名前の読み間違いばかりされてしまうと、自分の名前に自信が持てなくなってしまいます。
子供は自分の分身という言葉をよく耳にしますが、あくまでも子供は1人の人間であり、パパやママとは違うのです。
子供の時には可愛い名前だと感じても、大人になっても同じように思えるかといえば、そうとも限りません。
我が子が成長した時の事を考えながら名前をプレゼントするのも、親の大切な役目なのではないでしょうか。