更新日2017/06/21 この記事は約 6 分で読めます。

子供を伸ばす褒め方って?実践したい褒め方と直したい褒め方

子どもの頃は、親や教師は叱って当たり前の存在でした。

時にゲンコツをされたり、時に廊下に立たされたり・・・そんな事は日常茶飯事でした。

ですが、20年前くらいから教育関係のテレビ番組や育児に関する書籍などで、「子供を褒めて育てる」という考え方が現れ始めました。
子供1人1人の声に耳を傾け、その子なりの個性を大切にしようという考え方に基づいています。
子供を叱って育てると、自己肯定感の低い子供になるとも言われるようになりました。

叱られて育った世代にとっては、叱る事が当たり前のように感じているので、ごく自然と相手を叱りますが、褒められて育った世代は叱られた経験が少なく、そこでギャップが生じてしまうという話もよく耳にします。

学校で教師が子供を叱ったら、親が怒鳴り込んできた、なんて話も一時期世間の話題を集めましたよね。

それでは、どうして「褒めて育てる」事が強調されるようになってきたのでしょうか?

そもそも何故「褒めて育てる育児」が良いとされているのでしょうか?

褒めて育てる事で得られる効果

こんなこと、できていますか?

・自信をつける事が出来る
・自分は認められている、飾らない自分で良いと自分自身で
 思える
・自己肯定感が得られる

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自己肯定感が低い事で予想されるリスク

・前向きに物事に取り組む事が出来ない。
・「どうせ自分なんか・・・」と、自分を認められない。
・情緒不安定になる。
・落ち込みやすく、失敗すると立ち直れなくなる。

上記のような状態が予想されます。それを回避するためには、子供が自分を認められる
ように、自己肯定感を高めるように対応してあげる必要があります。

それでは、具体的にはどう褒めてあげるのが良いのでしょうか?

次でご紹介したいと思います。

褒め方の悪い例、良い例

褒めるといっても、褒め方って難しいですよね。

褒めなきゃ!と、むやみに何でも褒めるのは、間違いです。

子供が小さく、言葉やさまざまな動作を覚え始めたばかりの頃は、「できたね!」「よくやったね」「えらいよ」と、少し大げさに褒めてあげますよね。

でも、これを少し成長した子供にまでやってしまうのは、あまり良くありません。

では、どうしたら良いのでしょうか?

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こういう褒め方は直そう

  • 結果が出ないと褒めない
  • →過程を無視して、結果だけを求めるのは良くありません。

    例えば、テストで頑張っても良い結果が気なかった時、あなたはどうしますか?
    結果だけで判断していませんか?

    結果が伴わなくても、努力した過程を認めて、褒めてあげないと、努力は報われないと思って無気力になったり、過度に良い子でいようと、自分にプレッシャーをかけ続けたりします。

    ≪いい子症候群≫
    親の期待に応えようとするあまり、人の顔色をうかがい、失望される事を極度に恐れます。

    いつも良い子でいようと、自分の想いを押し込め、その抑圧された感情が自傷行為や新型うつへと繋がっていくという指摘もあります。

  • 何をしても褒める。
  • →子供を褒める事はとても大切な事ですが、何をしても褒める事しかしなかったら、どうなるでしょうか?

    赤ちゃんのうちは良いかもしれませんが、成長したら、褒められないと何もしなくなったり、褒められるためにどんな手段でも使うようになったりするかもしれません。

    また、何でも自分の思いのままになると感じてしまったり、自分だけが特別だと思い込んでしまったりする可能性もあります。

  • 誰かと比較をする。
  • →私自身も身に覚えがありますが、一生懸命頑張っても兄弟や友達と比較されて、その人たちよりも劣っているのだと感じて落ち込んだ事がありました。

    誰かとの比較は、良い意味で競争心を養う事もありますが、劣等感に繋がったり、人に勝つ事に対して執着してしまったりする可能性があります。

    誰かとの比較ではなく、これまでのその子自身と比べてあげてください。

    出来なかった事が出来るようになった時に、思い切り褒めてあげるようにしましょう。

    では、良い褒め方ってどんな褒め方なのでしょうか?

    効果的な褒め方

  • 努力のプロセスを認めてあげましょう。
  • →例え結果が伴わなくても、頑張ったり努力したりした事に変わりはありません。

    失敗を叱ってしまうと自信をなくしてしまいますが、頑張った末での失敗であれば、頑張りを認めてあげましょう。

    信頼するママや家族からの「よく頑張ったね」の一言は、子供にとってはとても嬉しいものです。

    結果が報われなくても、「次頑張ろう!」と前向きになれますし、もっと難しい事へと挑戦する向上心も培われます。

  • 何に対して褒めているのか伝わるようにしましょう。
  • →「えらかったね」「がんばったんだね」と、ただ漠然と褒めるだけでは、子供には何を褒められているのか伝わりません。

    「○○がここまで出来てすごいね。偉かったね」「△△をこんなに頑張ったんだね」など、何に対して褒めているのかわかるように、具体的に褒めてあげましょう。

    子供と毎日一緒にいると、小さな成長や発見は見逃してしまいがちです。

    はじめは褒めていても、だんだん褒めるような事がなくなってくる事があります。

    そんな時には、子供の様子を観察してみて下さい。

    親に言われた事をきちんと守っている、いつの間にか食器を自分で片づけているなど、埋もれてた発見を見つけられるかもしれません。

    「お片付けが出来たね」「上手にお話が聞けたね」など、子供の行動をよく見て、褒めてあげましょう。
    そうすると、子供にも「ちゃんと見てくれているんだ」という事が伝わり、自己肯定感を得られます。

  • 子供に感謝を示そう
  • →自発的にお手伝いをしてくれた時や、下の子の面倒を見てくれた時、仕事に行くパパのお見送りをしてくれた時など、「○○してくれてありがとう」と、感謝の言葉を伝えてあげましょう。

  • 言葉以外で伝える方法
  • →保育園や小学校に入ると、作った作品を持ち帰ってきます。

    作品の1つ1つを褒めてあげるのも良いですが、大量にある作品を全部褒めるのは結構大変。。。

    そんな時は、無理に褒めなくても良いんです。子供の作品をそっと飾ってあげましょう。

    子供は周りをよく見ているので、作品が飾ってあるのが分かると、自分から「こうやって作ったんだよ!」「これは○○で、自分で作ったんだよ!」とお話してくれます。

    子供は、家族が自分の作品を見たり、飾ったりするととても喜びます。

    認めてくれているのだと安心して、また次を作ってくれます。

    そうしたら、子供の声に耳を傾けて上げて下さい。

    そして、時にはぎゅっと抱きしめてあげて下さい。

    言葉がなくても、抱きしめてあげるだけで愛情は伝わります。

    褒め方に正解はない

    kids

    子供を褒めるのは、簡単なようで、意外と難しいです。

    自分では褒めているつもりでも、「そうじゃないよね」「こうした方がいいよね」と、いつの間にか親の価値観を押し付けてしまう事があります。

    言った本人は自覚がないですが、面白くなさそうな子供の態度を見てハッとすること、ありませんか?

    子供が自発的に行動することって、それだけで素晴らしいことなんです。

    「良いもの」でなくてもいいんです。

    子供が自分で、頑張ってやろうと思った、その気持ちが大切なのです。

    親の期待が大きすぎると、子供だって息が詰まりますよね。

    いつも「頑張れ」を言っているなら、たまには頑張れと言うのをお休みして、優しく抱きしめてみてはいかがでしょうか?

    褒めるって、簡単なようで案外、難しいものですよね。

    他の口コミ・評判

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